2015年9月29日火曜日

松子

■はじめに
日本テレビ系「マツコとマツコ」最終回が9月28日に放映された。実は私は現時点で未視聴なのだが、その中でおそらく放映されたであろう、マツコロイドが新メンバーとなってモーニング娘。と共演した、そのライブ会場に私も行っていたので、その時の模様を簡単にレポートしたいと思う。

■川崎 8月19日
この日はモーニング娘。の59枚目のシングル「Oh my wish!/スカッとMy Heart/今すぐ飛び込む勇気」の発売日。リリースイベントが川崎のクラブチッタで開催された。それと同時に、テレビの収録が同所で行われると案内がされていた。まあ、ついででもあるし、いったい何をするのか興味もあったので内容不明なまま参加することにして、そのために入場チケットも入手。

昼食を採ったりしながら時間を過ごし、集合時間に会場入り。場内は普通のライブハウス。そこに4箇所ほどテレビカメラが設置。そこまでは想定内だったが、なんとクレーンカメラまであるのには正直驚いた。いったいそこまでの設備を持ち込んで何をするのだろうか?疑問は深まるばかり。単なる歌番組の収録ではなさそうだなあと、薄々思い始めてはいた。

観客もほぼ入り終わり(放映では500人と言っていたようだが、だいたいその通りだった)、開始時間になると客電がスッと消えてモーニング娘。さんたちが登場した。

普通、テレビの収録だと司会者か誰かが出てきて収録内容を前説したりするものだが「盛り上がってください」などの指示も何もなく、突然ライブが始まり、やや困惑状態のまま「恋愛レボリューション21」がスタートした。

あれ、新曲じゃないんだ。とするとこの収録は?疑問がさらに深まりつつも「流れ」を感じて、いつものライブ会場と同じくサイリウムを振り、ステージのモーニング娘。に向かって歓声をあげていた…のだが何かおかしい。その異変に気がついたのは始まって1分も経たない時間。何だあの「でかい塊」は!
ステージ上でモーニング娘。の間を縫うように動き、踊り歌っていた(そう見えただけなのだが)その塊はマツコ・デラックスの分身、「マツコロイド」だった。

そして、恋レボでは定番?のホイ泥棒が終わるとそのまま引き続いて「LOVEマシーン」に。あら、この巨塊、いつのまにか衣装まで変わったよ!!ここまで来て番組の「意図」をだいたい理解した観客は歓声をさらに上げつつ、あっと言う間にライブ終了。

譜久村さんが「新メンバのマツコロイドさんです!」と紹介して、「マツコ」を動かしていた黒衣3人が登場。黒頭巾をあげると、それが矢口、吉澤、新垣の娘。OG3人。沸き立つ会場。そしてもう一人、島崎和歌子とともに舞台袖から石川さんが登場。細かい表情やセリフを石川さんが操作していたらしい。相当プレッシャーだった模様。
衣装の早変わりの説明や、これまでたくさんリハーサルを繰り返していた、とトーク。確かに、黒衣担当の三人も本格的に黒装束に身を包んで、文字とおり「黒衣に徹して」いた。

テレビ的に再度ライブ場面を収録。1回目と同じように通常のライブと同じく熱気に包まれた会場。今回はマツコロイドの登場からしっかりと目に納めて、なるほどここで出てきたのか、と納得。滞りなく終了して、モーニング娘。たちもあっさりと引き上げておしまい。

■感想
いろいろと面白い経験をしたわけですが、今回の収録について特筆すべきことが2点あると思う。

まず、先にも書いたようにディレクター(またはAD)からどういう収録か、いっさい説明がなかったにも関わらず、ファン全員が通常のライブと同じような行動をとって、ちゃんと「モーニング娘。のライブ現場」を作り出したこと。

これは制作側にとって一種の賭けで、事前に説明してしまうと「マツコロイド」がアイドルグループに自然に溶け込んでいるように見えなくなる恐れもあったわけです。溶け込んでいつものように盛り上がってる、そのギャップがおそらく必要だったはず。
なのでライブが盛り上がりを見せなければ、それこそ不自然になってしまうし、映像的にもおそらくNGとなってしまったでしょう。まあ、ファンとしては単に条件反射での行動だったのかもしれないですが(笑)。

そしてもうひとつは番組収録の内容についてネット(少なくとも私の見ている範囲)ではいっさい情報が漏れなかったこと。口頭で友人に言ったりすることはあったでしょうが、ブログ、掲示板、ツイッターなどに出なかったことは素晴らしい。以前あったドッキリ番組とかもそうですが、今回も情報コントロールの難しいご時世に、よく漏洩しなかったものだと感心しました。

どちらについてもスタッフから信頼をおかれているからこそ、特段の仕込みや説明もなく収録が行われたのだろうと思います。ありがたいことではあります。
そう言えば、番組名も言ってなかったような気がする(笑)まあ、言わなくても分かるけどね。

いずれまたこんな機会があるといいですね!その時はぜひ、新曲で(笑) 
 
■余談
その1
メンバのやり取りの詳細はこちらも参照。

その2
黒衣、は黒子とも書くようですが、読み方は「くろご」が本来は正しいみたい。「くろこ」は慣用のようで。

2015年9月10日木曜日

むすめシュラン

GetNaviで好評連載中の「むすめシュラン」が10回に。これまでのメンバーと、登場したお店をまとめてみました。何かの参考に。

ちなみに私も何箇所か巡ってみました。レポは気が向いたらおいおいと(笑)

第1回
生田・石田
テーマ:ラーメン
店舗:長浜やまちゃん @銀座

第2回
飯窪・佐藤
テーマ:北海道

店舗:蝦夷屋 @麻布十番

第3回
工藤・牧野
テーマ:名古屋
店舗:天のや @麻布十番

第4回
鞘師・野中
テーマ:広島
店舗:三匠 @銀座

第5回
譜久村・小田
テーマ:クレープ
店舗:SWEET BOX@原宿

第6回
鈴木・尾形
テーマ:串揚げ
店舗:串の坊 @赤坂東急プラザ

第7回
生田・羽賀
テーマ:長野
店舗:信州松本ヒカリヤ @八重洲
第8回
鞘師・飯窪
テーマ:東京
店舗:もんじゃ焼きわらしべ@月島

第9回
譜久村・石田
テーマ:仙台
店舗:喜助

第10回
佐藤・野中
テーマ:静岡
店舗:うなぎ 徳 @渋谷ヒカリエ


2015年9月9日水曜日

発見

つんくさんがハロー!プロジェクトの総合プロデューサーを退いていたことを正式に明らかにしました。別項で思うことは改めて記すつもりですが、まずは17年の長い間、たくさんの楽しさを届けてくれてありがとうございますと、御礼申し上げたく。そして、これからもより一層のご活躍を期待いたします!

でまあ、今更ながらハロコン2015夏 Discovery の感想をざっくりと。

【発見、発見また発見】
オープニング曲は「恋愛ハンター」。モーニング娘。が歌い出し、その後各ユニットが入れ替わり立ち替わり出ては引っ込み。みな青いラメ生地の衣装なので見分けがつかず。
それ以前に絢爛豪華さに圧倒されて、誰を見ればいいのか困惑する。
ダンス部のパフォーマンスを挟んで「ブスにならない哲学」。これも同様なパターンで進行。

全体にMC少なめ。2時間いっぱいほぼ歌、歌歌の連続。
各ユニットが1曲ずつ交代して行くのでスピード感もあり、結果的に曲数も多くなって満足度の高いライブとなったのでは。

モーニング娘。新曲は「スカッとMy Heart」と「Oh My Wish!」の二曲を披露。
後者はダンス隊と歌唱隊に完全に分かれ、ダンスパート4人は曲中休み無く、マイク持たずに激しく踊り続ける。
歌パートは鈴木、工藤、佐藤が中心。小田、飯窪さんもそれに次ぐ。
フォーメーションダンスではない。後半での「What is Love?」も崩していたことから、新たな方向を模索してるのか?
スカッとの方はあのマリーンルックの衣装がキュート。それに合わせてか、ピースのフリを取り入れたりしてるのも面白い。
生田さんが片手側転を二連続するのにはビックリ。会場も大声援!見てて気持ちよかった!

アンジュルムは安定の盛り上がり。
Juiceの歌唱もグッと上がってる。
こぶしの「小泉さん」いい感じ
つばきの「ジリリキテる」はもう少しとは思ったけど、曲の盛り上がりに助けられる。
℃-uteは楽曲的には新しいものがないので少しハンデあり。存在感はもはや大御所。言って見れば紅白歌合戦の和田アキ子か北島三郎かという立場だね(笑)

オーラスはまさかの「Wonderful World」。つんくさん楽曲以外が締めに使われるのはこれが初めてでは?そんな意味でも非常に象徴的なハロコンの始まり。

さて、明日のchallengerはどうなるかな?

【追記】
名古屋初日の後に書いたものそのままなので悪しからず。

にしても、今にして思うと、つんくさんが関わっていないからか、ディスカバリーもチャレンジャーも共に、どストレートなライブの進行だったなあと。
それは今年の冬ハローからそうだったわけですが、夏ではさらに鮮明になったような。今後この傾向は継続するんでしょうね。とまれ、これからも良きエンターテイメントを届けてくれることを期待します!

2015年9月8日火曜日

数えてみた

ミュージックステーションウルトラFES 9月23日(木)12時からの10時間生放送。
こちらにモーニング娘。さんが出演します。
その告知番組の中で、モーニング娘。の出演回数が77回であると紹介されていたようです。どういうカウントをしたのか不明ですが、まあ、確かにそのくらいは出てるなあ、という印象です。

そこで、実際にそうなのか、私が最近整備しているデータベース(単なるエクセルシートですが)から拾ってみました。
派生ユニットは含めず娘。のみ。スペシャル番組はカウントしています。

■ミュージックステーション出演リスト
01 1998/01/30 モーニングコーヒー
02 1998/05/29 サマーナイトタウン
03 1998/06/12 サマーナイトタウン
04 1998/09/11 抱いてHOLD ON ME!
05 1998/10/16 抱いてHOLD ON ME!
06 1998/12/25 抱いてHOLD ON ME!
07 1999/02/12 Memory 青春の光
08 1999/02/26 Memory 青春の光
09 1999/04/02 Memory 青春の光/Never Forget
10 1999/04/16 Never Forget
11 1999/05/07 真夏の光線
12 1999/05/21 真夏の光線
13 1999/07/16 ふるさと
14 1999/09/10 LOVEマシーン
15 1999/10/08 LOVEマシーン
16 1999/12/24 LOVEマシーン
17 2000/01/28 恋のダンスサイト
18 2000/02/11 恋のダンスサイト
19 2000/05/19 ハッピーサマーウェディング
20 2000/06/09 ハッピーサマーウェディング
21 2000/09/08 I WISH
22 2000/09/15 I WISH
23 2000/12/08 恋愛レボリューション21
24 2000/12/15 恋愛レボリューション21
25 2001/02/02 恋愛レボリューション21
26 2001/08/03 ザ☆ピ~ス!
27 2001/09/28 ザ☆ピ~ス!
28 2001/11/02 MrMoonlight愛のビッグバンド
29 2001/12/28 MrMoonlight愛のビッグバンド/ザ☆ピ~ス!
30 2002/03/08 そうだ!We're ALIVE
31 2002/04/05 そうだ!We're ALIVE
32 2002/07/26 Do it! Now
33 2002/10/25 ここにいるぜぇ!
34 2002/11/01 ここにいるぜぇ!
35 2002/12/27 ここにいるぜぇ!
36 2003/02/21 ひょっこりひょうたん島
37 2003/03/28 AS FOR ONE DAY
38 2003/04/18 AS FOR ONE DAY
39 2003/07/25 シャボン玉
40 2003/10/03 シャボン玉/ザ☆ピ~ス!
41 2003/11/07 Go Girl ~恋のヴィクトリー~
42 2003/12/26 Go Girl ~恋のヴィクトリー~
43 2004/01/23 愛あらば IT'S ALL RIGHT
44 2004/04/09 浪漫 My Dear Boy
45 2004/05/21 浪漫 My Dear Boy
46 2004/07/23 女子かしまし物語
47 2004/10/29 涙が止まらない放課後
48 2004/12/24 女子かしまし物語
49 2005/01/21 THE マンパワー!!!
50 2005/04/22 大阪 恋の歌
51 2005/07/29 色っぽいじれったい
52 2005/11/11 直感2
53 2005/12/23 色っぽいじれったい
54 2006/03/17 SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~
55 2006/06/23 Ambitious! ~野心的でいいじゃん
56 2006/11/10 歩いてる
57 2009/08/14 恋レボ/なんちゃって恋愛
58 2013/08/23 わがまま気のまま愛のジョーク
59 2014/01/31 LOVEマシーン(updated)/What is Love?
60 2014/04/25 Password is 0
61 2014/10/24 TIKI BUN
62 2015/08/28 Oh my wish!

合計62回の出演。
私の集計に抜けがあるか、おとめ組さくら組やドリームモーニング娘。も数えてるのかもしれません。
ちなみに年別の集計もしてみました。

年別の回数
1998年  6
1999年 10
2000年  8
2001年  5
2002年  6
2003年  7
2004年  6
2005年  5
2006年  3
2007年  0
2008年  0
2009年  1
2010年  0
2011年  0
2012年  0
2013年  1
2014年  3
2015年  1

ご覧のように明らかに2000年前後がピークで緩やかに減っていき、2013年で復活、という流れがよく見えますね。一覧からは、当時は2週連続出演が当たり前のようにされていたこともわかります。

ともあれ、9月23日は必見です。

気になるのはどのあたりが出番になるか、です。終盤ということは放送時間の関係やポジション的にもちろんないでしょうが、トップバッターなのか、中盤中継ぎなのか、モーニング娘。を番組側がどう捉えているか、興味深いところです。
私の予想では、中継ぎあたりかなあ、と思っています。さて?

2015年9月1日火曜日

池袋

8月27日のクールジャパン道から、ロングブレス講座と殺陣道のレポートを二本お送りします。
映像に残らないみたいなので、思いつく限りそのときの様子を書き起こしてみます。間違いもあるかもですが、その点はご容赦を。

(1)ロングブレス講座

2015年8月27日 15:00 開演 池袋サンシャイン劇場にて

■はじめに
美木良介氏が自身の経験から開発した呼吸法によるトレーニングメソッドをモーニング娘。が体験する。

呼吸により代謝を高めて体を整えるというのは、よく行われることで、それ自体は珍しいことではない。古くは太極拳であったり、新しくはエアロビクスであったり。ロングブレスもその流れの現代版と言えるのではないか。
ただ、後半、女性インストラクターと娘。さんたちがモーニング娘。の曲にあわせてパフォーマンスしたのだが、少なくとも見た目はエアロビクスそのものと区別がつかなかった。中身はそれなりに独自のものがあるんだろうけど。

■「ロングブレス」を体験
まずは「ロングブレス」を体験しようということで、観客も実際に一緒にやってみることに。
ほんの15分くらいやってみただけだが、なかなかいい運動になりそう。しかも手軽にできる。これは続けてみるといいかもしれない。

■朗読劇
休憩を挟んだ後半はモーニング娘。を2グループに分けて朗読劇。1つのグループが朗読するのにあわせて他のグループのメンバが即興で動きをつけて演じるというアテレコ芝居にもなっている。

急作りは否めないが、これが意外に面白い。セリフに合わせてリアクション(演技とはとても言えない)をするのだけど、必死な様子がついつい笑いを誘う。観客もほぼ身内ばかりなので多少の粗は目をつぶってくれるしね。
最後に登場する、戦隊ヒーローのようなロングブレスマン(もちろん演ずるは美木良介)の無駄に高いクオリティの衣装に会場が沸く。

そして朗読グループと演じるグループが交代してもう一回。慣れてきたのか、それなりにアドリブを入れたりして楽しませてくれる。野中さんは英単語を端々にいれてきて、それを石田さんが「うざい」と突っ込んだり。舞台に慣れているところを見せてくれます。

■あらすじと配役。
お話は池袋にあるモーニング学院(共学らしい)の夏休み5日前。そこで少しぽっちゃり気味の野中(2回目は羽賀)さんが、憧れの遥先輩(2回目は、はるな先輩)に告白しようか迷っている。夢の中ではラブラブだが、現実にはある理由で告白できずにいる。
その理由とは、ある日遥先輩が友達に「45kg以下の女の子でないと付き合うつもりは無い」と宣言しているのを聞いてしまったから。今の体重は50キロ。5日でやせるのは無理、とあきらめている。

と、その話を聞きつけたヒーロー「ロングブレスマン」が唐突に現れて、ロングブレスならできるとアドバイス。半信半疑ながら、野中さん含めた5人が挑戦することに。

そして5日後、ぎりぎりで45キロへの減量に成功した野中さんは遥先輩にドキドキしながら告白。「ありがとう!」と受けてくれたかと思いきや、なんと夏休みを前に転校するので、と断られる。しかも再び現れたロングブレスマンが遥先輩の父だったと判明。「ロングブレス」のすばらしさを使えるために日本全国を周っているという。

こうして、野中さんの初恋は儚く消えてしまったのでした。

配役
1回目  2回目
野中   羽賀
石田   鈴木
生田   佐藤
譜久村 牧野
鞘師   尾形
工藤   飯窪

野中さんが朗読するときは羽賀さんが演じる。2回目は逆になる。以下同じく。小田さんは1回目2回目ともにナレーター

■ロングブレス・エクササイズ
最後に女性インストラクターとモーニング娘。で「One Two Three」と「Oh my wish!」にあわせてロングブレスのエクササイズを。みな普段のダンスとは少々勝手が違うせいか、必死にくいついていきます。しかもフルコーラスだし。

「Oh my wish!」の終わり近く、センターにいた石田さんが下手にいるメンバに盛んにアイコンタクトを始めた。いったい何をしてるのかなあ、と見ているとなんと、石田さんが下手にすばやく移動したかと思うと、譜久村生田鞘師とOMWダンスを始めたではないですか!その見事なコンビネーションに観客も大喝采。加えて飯窪さんと工藤さんも加わってフィニッシュ。
石田さんの機転というか、ちょっとしたいたずら心と言いますか。いいものが見れました。

全体にまったく期待していなかった(みな同じ考えだったのか会場の2割くらいは空席)のですが、思いの外楽しめました。ロングブレスもまあ、うまく使えば役立ちそう。ただ、レッスン料はやや高なので、個人的にやってみるだけにしようかな。


(2)殺陣道

2015年8月27日 18:30 開演 池袋サンシャイン劇場にて

■はじめに
モーニング娘。が30-DELUXを講師に迎えて殺陣にいどむ。

以前、FCイベントでも殺陣に挑戦していたが、それよりももう少し本格的なもの。

関係した舞台(義経千本桜など)を見ていたこともあって、生田さんが何かとひいきされてて面白い。それだけでなく、実際にセンスもあるのでお手本として起用されたり、いい見せ場をもらったりと大活躍。爽快です。

30-DELUXがロンドン公演をやるので、それに連れて行ってほしい、と何かとアピールするメンバが愉快。

■オープニング
娘。さん登場して青春小僧のオケが流れて歌うのかと思いきや、途中で乱入してくる忍者軍団。怯えていると、30-DELUXの清水さんら三人が蹴散らしていくという最初のデモンストレーション。

■準備
殺陣に使う刀の種類を日本刀、青龍刀、西洋剣の三つから選ぶ。そのときにどうやればそれらしく見えるかを試演しながら違いを分かりやすく説明してくれる。さすがに殺陣で飯を食ってるだけのことはある。
どういう流れかはっきりしないが、何となく西洋剣に決定。

次に西洋剣を使う場合の基本10型を全員でやってみる。ところどころ動きのアヤシい人もいるけど、全体としてはまあまあの出来。
剣をさばききれず、自分の足にぶつけてしまう鈴木さん。剣を持たない方の手がなにかとジョジョっぽくなってしまう飯窪さんなど、細かい部分でも面白く。


■殺陣の基本
続けて3グループに分けて殺陣の基本を習得。鈴木さんは片目だと危ないのでコメンテイターとして。

生田さんだけは30-DELUXの方と一緒に模範演技をすることに。このとき、各グループごとに状況を設定する。
生田さんは渋谷をショッピングしてるギャルという設定。そこにナンパ?してきたチーマーに絡まれるという。
これが様になってて、最後は側転のおまけつき。観客からも大喝采を浴びる。「気持ちいい!」とご満悦な生田さん。私も満足。

模範演技が終わって各グループごとに状況を設定して基本の流れをやってみることに。

譜久村さんは銀座へ出勤中のナンバーワンキャバ嬢。ナンバーワンの地位を狙う尾形、羽賀と助っ人の忍者。髪をふぁっさーとなびかせながら優雅にバッタバッタとなぎ倒す美しさ。

鞘師さんは一人ぼっちを堪能していたのを邪魔される。飯窪、工藤、牧野が敵。
牧野さんが「ヒトリホリホ!」と叫ぶのは誰の入れ知恵なのか?(笑)キレのある殺陣はさすがというしかありません。

石田さんは巣鴨のおばあちゃん。腰を曲げて剣を杖の代わりに突きながら歩いている。刺客(?)の佐藤、小田、野中3人が現れるとすっくと腰を伸ばして立ち上がり、俄かに始まる剣戟の響き、という流れがうまく考えてあっていい。そして3人を退治したあと、再び剣を杖にして去っていく。

ちなみに石田グループが始まる前に佐藤さんが「すもも」とか「ももんが」と謎ワードをしゃべってましたが、それが「すがも」と分かったときは心底震えました(笑)

工藤さんが怖くてガタガタ震えるという演技をのりのりでやってるのが面白い。
特に爪先立ちで両足をぶるぶるさせるところは、往年のドリフターズかなにかのコントを思わせて楽しかったですね。


■殺陣のショーをやってみよう
最後は娘。全員で一つの「ショー」を作ってみることに。事前にある程度の合わせを行っていたらしいので、簡単に動きの確認をしていく。

Oh my wish!の音にあわせてテンポよく進行。以下のような組み合わせで入れ代わり立ち代わり見事な殺陣を披露してくれる(組み合わせはちと記憶が不鮮明。後で訂正するかも)。

工藤、佐藤
小田、尾形
飯窪、石田
鞘師、鈴木
野中、牧野、羽賀
生田
譜久村

鞘師さんは隻眼でうまく動けない鈴木さんを敵から庇うような仕草をいれて余裕の立ち回り。生田さんはピンチに陥った3人を助けに駆けつけて、手で「さあ、行って!」と合図。最後はアクロバットで決める。
そして譜久村さんはラストにふさわしく、生田さんが敵の胴に差していた刀を抜き取り、二刀流で対峙する。かっこいい!

そんなこんなで無事終了し、観客はスタンディングオベーションで讃えます。清水さんも、短時間でここまで仕上げたのはさすが、と絶賛。鞘師さんの動きが忍者ぽいとの評価もあり。
ロングブレスも楽しかったけど、殺陣も予想を上回る楽しさでした。

以上、8月27日のクールジャパン道から、ロングブレス講座と殺陣道のレポートでした。映像には残らないとのことですが、このレポで少しでもその雰囲気が伝わればと思います。